オーダースーツ、オーダーシャツ専門店のサルバトーレベニートです。
最近、一部で(笑)人気が出て参りました、ジャケットともコートとも言えそうな、
いや、やっぱりジャケットをご紹介します。
生地はカノニコ(VITALE BARBERIS CANONICO/ヴィターレ・バルベリス・カノニコ)の340g/mの打ち込み量を持つ秋冬向けのフランネル生地です。
オーダーされたO様はこの生地を”白樺”と称されご選択いただきました。
サイズは通常のスーツジャケットを基本とし、スーツとは異なるインナーの着用も考慮して、バスト・ウエスト・ヒップ・肩幅もほんの少し大きく制作しました。
長さはスーツジャケットと明らかに異なり、しっかりと長さを取っております。
背中側にプリーツがあり、ヨークベルトと合わせてデザインのポイントとなっております。
ボタンと裏地は今回大変個性的な仕上がりです。
ボタンは彫刻の施された水牛ボタンです。
切羽を斜めにしていますが、切羽糸は生地と同色で仕上げたため、よく見て初めて分かります。
何より人目を引くのは花刺繍がプリントされた裏地で少しレトロな雰囲気を纏っております。
随所に想いが込められた一着が完成しました。