オーダースーツ、オーダーシャツ専門店のサルバトーレベニートです。
今回は生地紹介からとなります。
O様がチョイスされたのはイタリア、CARLO BARBERA のチェックです。
CARLO BARBERA は Ermenegildo Zegna 、CANONICO、REDA に比べ知名度こそやや劣りますがその質は業界では高く評価されています。
クラシックな生地はオリジナルの色合いとスタイリッシュに調和していますが、バランスとエレガンスのコンセプトに常に忠実です。
今回、O様のスーツ上下に要した生地は1.5m×3.1mでした。
生地輸入元の在庫は正に3.1mで最後の生地となりました。
ご縁があって嬉しく思います。
お仕立てはジャストフィットを基本にO様のご希望であるゆとりを大きめに作成しております。
補足ですが、ジャストフィットとは決してタイトではありません。
バスト、ウエスト、ヒップ、太もも、腕まわり、あらゆるところに適正なゆとりが入ったものをジャストフィットと言います。
仕様の特徴としましては、胸ポケットをバルカタイプに。
腰ポケットをチェンジポケット付きのスラントタイプに。
内ポケットでは不要なタバコポケットを排除し、スマホポケットを追加しました。
元野球選手のO様ゆえに、渡り巾(太もも)とふくらはぎにプラスαのゆとりを持たせ、動きに過不足なく追随するように考えました。