オーダースーツ、オーダーシャツ専門店のサルバトーレベニートです。
今回はコートのご紹介となります。
オーダー頂きましたのはリピーターのO様。
何度か個性あふれるスーツ・ジャケットをお仕立ていただいておりますので、ご記憶の方も多いことと思います。
生地はカノニコ（VITALE BARBERIS CANONICO/ヴィターレ・バルベリス・カノニコ）のフランネルをチョイスされました。
340ｇ/m2の打ち込み量の生地であり、西日本で着用されるにはベストなチョイスと思います。
450g/m2前後の生地やカシミヤですと西日本での着用はオーバースペックの感がございます。
適度な打ち込み量と短めのコート丈で軽快感と日常使いが可能となっております。
さて、コートスタイルは正統派のチェスター。エリはピークでダブル仕様で仕上げてあります。
ボタンは、水牛の６つボタン、背ベルトは付けておりません。
ポケットはフタツキスラント。
コートですので内ポケットにもしっかりとフラップ・贅沢にも水牛ボタンを付けております。
袖ボタンの画像をご覧いただけたらと思います。
3個は水牛ですが、1番袖口側のみ色合いの近い樹脂ボタンにネームを刻印してあります。
今回の刻印は白文字ですが、艶消し彫り込みのみも可能です。
本ギャラリーでは初めてのご紹介ですが、こういった小技も楽しんでいただけます。
今回選択いただいたカノニコのフランネルの醸し出す高級感は、安価なカシミヤを上回る質感がございます。
オーダーコート＝カシミアではないことを実現された好例と思います。
皆様もご参考にされてはいかがでしょうか。